
②Ellememeを代表する楽曲の『Dolly』。それは、ロリータ服を身につけた女性の気高き心の歌?!
「ロリータ×声優アイドルユニット」Ellememe、華やかな服(心)の奥に隠した4人の想い…。
"「ロリータの物語を紡ぐKAWAII歌劇団」として活動中のEllememe(エルミーム)。
インタビュー②では、Ellememeの楽曲についてメンバーにインタビュー!
Intervew 2 Ellememeを彩る楽曲について
Ellememeを代表する楽曲の『Dolly』。それは、ロリータ服を身につけた女性の気高き心の歌?!
──現在、デジタル配信中。歌い手・インフルエンサーのkonocoさんのプロデュースによる『Dolly』は、Ellememeのライブでも高い支持を得ている代表曲です。それぞれ、『Dolly』の魅力について語っていただけますか。
涼賀あかり 『Dolly』は、自分の一番の強みであり、メンバーみんなの強みでもある歌の魅力を最大限に引き出した楽曲です。パフォーマンス面でも、毎回最高の姿をお見せしているので、ぜひライブを通しても『Dolly』に触れてください。
斉藤まなか 『Dolly』は、歌詞と振り付けがリンクしているところを楽しめる楽曲。リボンやスカートを巧みに使って表現するパフォーマンスは、わたしのお気に入りポイントです。『Dolly』の歌詞には、ロリータ服を好むロリータさんの気持ちがすごく込められています。『Dolly』には “自分の好きを貫く生き方”が記されているから、そこの部分を、普段ロリータファッションに触れていないいろんな人たちにも伝えていきたいです。
木花桜 『Dolly』は、ロリータファッション好きの方の心に刺さりやすい歌詞です。曲中のセリフパートでは声優アイドルらしさを発揮しているので、ぜひ注目してください。
葉月蒼依 『Dolly』は、普段からいろんなロリータ服を着て自分を鼓舞している女性から、自宅で身につけて愛好している方まで、ロリータファッションを愛する人たちの気持ちを代弁した歌です。ロリータ服を身につけて外を歩いていると、たまに指をさされることもあります。それでも「自分のかわいさを信じている気持ち」。なんなら「羨ましいでしょ」と自慢しちゃうくらい、自分のかわいさを信じてアピールしていく女性の心情を歌にしています。ロリータ服が好きだけど、「まだ、外で着るには…」と少し不安を感じている人にも、「こういうマインドでいていいんだよ」と『Dolly』では伝えています。歌詞に、ドロワーズやヘッドドレスなどロリータ服を彩る用語が入っているのも特徴です。『Dolly』は、ロリータファッション好きはもちろん、「かわいいっていいじゃん」というマインドを自分自身に当てはめて聴いてもらえる楽曲。ライブの間奏では、ファンのみなさんがガチ恋口上を言いながら盛り上がっています。
▶︎『Dolly』デジタル配信中
メンバーが語る、Ellememeのオリジナル曲の魅力。
──先日までEllememeは、4ヶ月連続で新曲をライブで披露してきました。今後のライブでも大切な魅力を発揮してゆく楽曲だからこそ、それぞれの曲の魅力を語っていただけますか。
葉月蒼依 4ヶ月連続発表の第一弾になったのが、『君がいない未来』でした。ライブでもノリがよいこの曲は、あかりちゃんがメインで歌っています。歌詞には"死生観"が描かれているように、ちょっとダークな面もありますけど。この曲では、フェイクなども含めて、あかりちゃんのパワフルな歌唱力を存分に味わえます。
涼賀あかり 第1弾「君がいない未来」では私がメインで歌わせていただいています。 曲のテーマである死生観をどのように表現するか、死生観と言っても人によって変わってくると思います。 人によって変わる色々な感情を歌で表現し届けられたらなと思い、元々予定になかったハモリやフェイクを是非入れたい!そっちの方がより曲に意味を込められるのでは!と提案させていただいたりもました。 毎回毎回違った私たちなりの「君がいない未来」をお届けできたらなと大切に歌わせていただいているので、それを感じ取っていただけたらなと思います。
斉藤まなか 第二弾として発表した『嫌い、なのに』は、「だけど嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い」と連呼していく曲で、わたしがメインで歌っています。この曲に出てくるのは、メンヘラな女の子。これはわたしの解釈になりますが、彼女は訳ありの恋に陥っていて、2人の中にも一定の心の距離感が生まれている。だから、メンヘラな心模様がこの歌詞には書かれているんだと解釈し、ライブでも、彼女の感情の変化にあわせて歌っています。初めてEllememeのライブに触れた方々にも、「だけど嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い」と何度も連呼をしているから、インパクト強く印象に残るらしく、「あの曲良かった」と言ってもらえることも多いです。
葉月蒼依 第三弾になったのが、『永劫回帰』。この曲は、ライブでみんなと一緒に楽しめる曲がほしいという思いから生まれました。サビで「まわれまわれ」と歌うたびに、みんなが腕をぐるぐる回してくれるし、なんならサークルが生まれたりもします。『永劫回帰』は、お客さんたちと一緒にすごく楽しめる、まさにライブ曲になっています。
木花桜 第四弾になったのが、わたしがメインで歌っている『Glass Friends』です。自分なりの解釈にはなりますが、歌詞では同性同士の大切な友情や愛情を歌にしています。冒頭から始まるセリフのパートでは、メンバーが声優としての魅力や実力を見せています。ちょっと切ない曲調だけど、ライブでは盛り上がりも作っていく楽曲。今のところ、主催公演やミニワンマンライブなど、Ellememeとして大事なライブでしか歌っていない、比較的レアな楽曲です。
葉月蒼依 他にも、Ellememeのデビュー曲になった『Runway Road』や、いろんなボカロ系楽曲のカバーなどもライブでは披露しています。
TEXT:長澤智典

